その地に合うことを

「北国の春」(千昌夫)
上記の曲はご存知でしょうか?
私は仮設支援を行うまで知りませんでした。
今まで様々なクリスチャンアーティストの方が仮設でコンサートを行ってくださいましたが、この曲を歌うと言葉では言い表せない一致の空気というか、とにかく仮設の方々が喜ばれます。
その度に演歌の力は凄いな!ここまで空気が変わるか!!と驚かされます。
先日、あるグループが福島でこの曲を歌ったそうです。そうしたら、泣き出す人や今まで一緒に歌っていたのに、急に歌わなくなったりする人がいました。
どうしたのかな?と思ったら、この曲には「あの故郷(ふるさと)に帰ろうかな 帰ろうかな」という歌詞が出てきます。
故郷に帰りたくても帰れないという現実は、本当に重く、私には理解する事のできない重さがそこにはあるようです。
岩手でも、宮城でもこの曲は大変人気があり、喜ばれるのですが、福島では違う。
福島の方々には重くて、悲しくて、歌えない、聞きたくない曲の一つだそうです。
宮城の当たり前を他地域の当たり前にしてはいけないなと思わされた時でした。
宮城には宮城に合ったやり方があり、福島には福島に合ったやり方があり、そこを間違うととても失礼だったり、傷付けてしまうのだなと思わされました。
その地を愛するとは、その地を知る事、それが始まりなのかもしれません。
その地を知らない、理解する努力をしないならば、簡単に「愛する」とか「わかるよ」とか言ってはいけないのだと思っています。

収穫は多いが、働き手が少ない

マタイ 9章37ー38節
そのとき、弟子たちに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。
だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。」

イエス様がガリラヤの町を巡って、神の国の到来、病の癒やしを行っている中で、こんなに大勢の人たちがいるのに、救いを求めているのに働き手が少ない。
「羊飼いのいない、羊のようだ」と書かれています。
そして、神様に祈り10章では働き人である12弟子を任命し遣わされます。

宮城では今まさにこの状態です。色んな地で扉が開かれイエス様を信じる人が与えられているのに、その地域に関わるのが牧師一人では少なすぎてカバーしきれない状態があります。特に石巻市の小渕浜や仙台市宮城野区の南蒲生地区ではそのような状態です。

前から祈られてきている問題ではありますが、今一度真剣に主に働き人を宮城に遣わして下さい!と祈らないといけないと思わされています。

これから収穫の秋の季節になってきます。お米や様々な作物が実り収穫されるでしょう。作物だけではなくて、人々の魂も収穫される季節になる事を期待します。

先日、私が所属している教会の祈祷会に福島市在住のある方(クリスチャン)が来て「福島の現状と課題」について話をして下さいました。
私達の教会では震災後「福島原発事故収束のための24時間連鎖祈祷」が始まりました。
今では教会内だけではなくて、教会外、海外からも祈りの輪に加わって下さって、今も絶え間なく24時間祈り続けています。
(興味のある方は以下から詳細を確認して、是非一緒に祈りましょう。)
西多賀聖書バプテスト教会

そんな中で先の見えない戦いであり、解決していくどころか新たな問題がどんどん浮き彫りにされていく中で、祈り続けるための熱が少しずつ冷めてしまっている現実があったり、モチベーションが上がらずに祈りにくくなってしまっている自分もいました。
しかし、その方の話を聞き、日々の生活の中で心落ち着かせる事ができないで苦しんでいる事(特にクリスチャンではない方は)スーパーなどで福島産の野菜や果物を買ってあげなければという思いはあるけど、他の安全な地域の物を買ってしまう事に申し訳なさを感じてしまう事、福島は果物がとても充実していて、とてもおいしいので震災前は親戚や知人によく旬の果物を送っていたけど、震災後は送られても困らせてしまうから送れなくなってしまった事などを話して下さいました。
何度も色んなところから聞いていた内容なのですが、実際に今も福島市で生活されている方から改めて聞くと重さが違います。本当に重いです。
原発の問題は色んな立場とお金と政治と自治会と農家や漁業や本当に色んな事がぐちゃぐちゃに絡み合っていて、ほどけないでいるのが実状なわけだし、もっと言えば何十年も前から原発設置と戦って来ている地域の方もいるわけだし、震災が起きて大きくとりあげられているけど、人知れずに頑張ってお金の誘惑に負けずに戦って来ている人もいます。
私達はそんな方々のために何ができるわけではないけど、祈る事ができるし、できるだけ原発事故の事をホットでリアルな事として自分の問題とする事。そのための努力はできます。
テレビでもあまり放送されなくなったので、本やネットなどで自分から情報収集しないと難しいかもしれなけど、そんな自分でありたいと思います。

佐々木

何かしなければ!という思いから。

久しぶりに震災関係の映像をネットでみました。
別に見ないようにしていたわけではないし、テレビでも最近は本当に流れなくなったし、見る機会がなかっただけなのかもしれません。
映像を見ると、震災当日の自分の動きや地震直後に車のテレビで見た津波の映像が一瞬でよみがえってきました。
クラッシュの働きを続けていると、誰かの被災の話を聞いてもさほど震災直後よりも感情的に揺れなくなっているのが正直なところです。
それが、良いのか悪いのかは別として、ある意味で感情的に麻痺しているのは事実だと思います。
話を聞く度に涙を流しているわけにもいかないし、最近は皆さんあえて話さない、振り返らないという選択をしているようにも思う。それを無理矢理振り返らせるのは違うと思うので自然な流れにまかせる事は心がけるようにしています。
でも、大変な思いをした人の話も聞かず、震災の「悲しみ、苦しみ」の思いが小さくなると自分の中では緊張感が抜けるというか、この働きの根本部分が見えなくなっているような気がする。
私にとって、震災がおきて一番最初に思ったのは「何かしなければ!」という漠然とした思いだけだった。具体的にこれをするというような思いは全くなかった。ただ「何かしたい!」という思いだけだった。
当時は仙台市内の病院の24時間の救急センターの医療事務の仕事をしていて、結婚もしていて、妻は妊娠4ヶ月だったので、簡単に仕事を辞めるわけにもいかないし、私が働いていた病院にも次から次に救急車やヘリコプターで患者さんが運ばれてくるし、「辞めます」とはとても言い出せる状況じゃなかったのも事実でした。
少し仕事が落ち着きだしたのが4月中旬頃で、そんな時にクラッシュで働かないかと声をかけていただいて、5月上旬からクラッシュで働き出しました。
今は良い意味で力が抜けているし、「何かしなければ!」という思いも今はない。
自分ができる事、しなければいけない事は何かを日々考えさせられています。
でも、初心の「何かしなければ!」と思った震災の生々しい事実を忘れないためにも当時の映像は見返すようにしなければいけないなと思わされました。
 皆さんが震災後に一番最初に抱いた思いは何ですか?
その思いは今も強く残っていますか?

佐々木歩


昨日、妻と娘と一緒にお世話になっている大内さんのお宅に教会キャンプで使う野菜を買わせてもらうために伺った。
何気なく今年の夏野菜の出来はどうですか?と妻が聞くと、今年の気象状況にだいぶ悩まされている様子だった。
梅雨時期に雨が降らず、今の時期に毎日のように雨が降るのは農作物にとって大きな痛手だそうです。何でも雨が降って土の中が乾かないと野菜が腐ってくるみたいですね。
大内さんが言うには平成5年、15年の年は異常気象でだいぶ作物に大きな影響があって苦しんだみたいで、今年は25年だからもしかしてと思っていたら、やはりそうだったと言っていました。
日本の食文化を支え続けている農家さんのために祈り続けないといけないなと改めて思わされました。この時期の雨は稲にも影響が出るようなので、神様の守りと祝福があるように祈っていきたい。
震災であれだけ大変な思いをして、力振り絞って農業を再開したら、異常気象で苦しむというのはあまりにも辛すぎます。
天候を支配しておられる神様が一番良い時期に一番適した天候を与えてくれる事を祈ります。
佐々木
今日からブログを通して、クラッシュの働きを継続する中で思った事や活動の報告などを記していければと思っています。
震災から昨日で2年4ヶ月になりました。何故、今頃?と思う方もおられるかもしれません。私も自分でこれを書きながら思っています。
今になって始める理由をいくつか書いてみようと思います。

①伝える責任があるから。
私は2011年5月から、この働きに携わっているのですが、県外のクリスチャンの方や一般のNPOの方から幾度も「現在のニーズは何ですか?」と聞かれました。
その度に「今のニーズはこれです」と答えてきたのですが、「今」は「今」なので当たり前ですが、ニーズは変化していきます。はたして、私達は「今」のニーズや状況をしっかりと発信できていたのでしょうか?そう振り返る時、自信を持って「できていた!」と言えません。
現場で働く者には伝える責任があります。その責任を自分の責任だと感じました。

②風化させないために
ここで私達が書き続けたところで、どれだけ影響があるかはわかりません。
でも、伝え続けたいと思います。
1人でも多くの方が「過去」ではなくて「現在」の事として宮城を思ってもらえるように、祈ってもらえるようにと願っています。

③今だったらできる。かも。。
言い訳ですが「そんな余裕はなかった」というのも事実です。
しかし、今だったらできるのかな〜と思うような思わないような。。。

始めるより続ける事が大事なので、続ける事ができるように祈っていただければ幸いです。
私達は震災支援の専門家でもなければ、プロでもありませんし、私達が関わっている小さな小さな範囲の事しか言えません。活動する中でのレポートも記していければと思っております。
ちなみに、毎日は更新しません。これだけは自信を持ってお約束できます。

佐々木歩
夏のボランティア募集案内

「南蒲生・絆ツアー 〜福島ファミリー応援プロジェクト〜」

日程:8月17日(土)〜8月19日(月)
募集人数:5〜6名ぐらい
参加条件:男女、年齢問わず
ボランティア内容:車の運転、食事の準備、プログラム一つ一つの準備&撤収など
概要:宮城宣教ネットワークBブロックと南蒲生町内会の共催で行われる企画です。
津波で大きな被害を受けられた南蒲生の地域の方々ですけど、受けるだけではなくて、与える事もしていきたいという事で、放射能の影響で今現在も保養を行っている福島県内のご家族をお招きして、南蒲生地域のお宅にホームステイしたり、農業体験を行ったり、バーベキューやコンサートや温泉を楽しんでいただくプログラムを計画しています。
そのためのボランティアを募集しています。
共催:宮城宣教ネットワークBブロック&南蒲生町内会

是非とも、この機会に東北にお越しいただき、お手伝い頂ければ幸いです。

申し込み&問い合わせ先:クラッシュジャパン仙台オフィス(佐々木)
電話番号:090ー8253ー6056
Eメール:sendaibase@crashjapan.com