収穫は多いが、働き手が少ない

マタイ 9章37ー38節
そのとき、弟子たちに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。
だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。」

イエス様がガリラヤの町を巡って、神の国の到来、病の癒やしを行っている中で、こんなに大勢の人たちがいるのに、救いを求めているのに働き手が少ない。
「羊飼いのいない、羊のようだ」と書かれています。
そして、神様に祈り10章では働き人である12弟子を任命し遣わされます。

宮城では今まさにこの状態です。色んな地で扉が開かれイエス様を信じる人が与えられているのに、その地域に関わるのが牧師一人では少なすぎてカバーしきれない状態があります。特に石巻市の小渕浜や仙台市宮城野区の南蒲生地区ではそのような状態です。

前から祈られてきている問題ではありますが、今一度真剣に主に働き人を宮城に遣わして下さい!と祈らないといけないと思わされています。

これから収穫の秋の季節になってきます。お米や様々な作物が実り収穫されるでしょう。作物だけではなくて、人々の魂も収穫される季節になる事を期待します。

先日、私が所属している教会の祈祷会に福島市在住のある方(クリスチャン)が来て「福島の現状と課題」について話をして下さいました。
私達の教会では震災後「福島原発事故収束のための24時間連鎖祈祷」が始まりました。
今では教会内だけではなくて、教会外、海外からも祈りの輪に加わって下さって、今も絶え間なく24時間祈り続けています。
(興味のある方は以下から詳細を確認して、是非一緒に祈りましょう。)
西多賀聖書バプテスト教会

そんな中で先の見えない戦いであり、解決していくどころか新たな問題がどんどん浮き彫りにされていく中で、祈り続けるための熱が少しずつ冷めてしまっている現実があったり、モチベーションが上がらずに祈りにくくなってしまっている自分もいました。
しかし、その方の話を聞き、日々の生活の中で心落ち着かせる事ができないで苦しんでいる事(特にクリスチャンではない方は)スーパーなどで福島産の野菜や果物を買ってあげなければという思いはあるけど、他の安全な地域の物を買ってしまう事に申し訳なさを感じてしまう事、福島は果物がとても充実していて、とてもおいしいので震災前は親戚や知人によく旬の果物を送っていたけど、震災後は送られても困らせてしまうから送れなくなってしまった事などを話して下さいました。
何度も色んなところから聞いていた内容なのですが、実際に今も福島市で生活されている方から改めて聞くと重さが違います。本当に重いです。
原発の問題は色んな立場とお金と政治と自治会と農家や漁業や本当に色んな事がぐちゃぐちゃに絡み合っていて、ほどけないでいるのが実状なわけだし、もっと言えば何十年も前から原発設置と戦って来ている地域の方もいるわけだし、震災が起きて大きくとりあげられているけど、人知れずに頑張ってお金の誘惑に負けずに戦って来ている人もいます。
私達はそんな方々のために何ができるわけではないけど、祈る事ができるし、できるだけ原発事故の事をホットでリアルな事として自分の問題とする事。そのための努力はできます。
テレビでもあまり放送されなくなったので、本やネットなどで自分から情報収集しないと難しいかもしれなけど、そんな自分でありたいと思います。

佐々木